【感想レビュー】
アサオミ志群が描くこの『スーベニアガール』は、夏の離島という開放的な舞台で展開される、短期の恋愛と性を描いたラブ＆H作品です。物語は、大学三年生で就活も授業も投げ出し、突発的に離島へ旅に出た主人公の男性が、旅先で運命的に出会った可愛い女性に拾われるところから始まります。その女性の宿に数日間居候することになった主人公の目的は、東京に帰る前に彼女の心、そして体を射止め、「爪痕を残す」ことでした。しかし、肝心の彼女の名前すらまだ知らないという、焦燥と夏のムードが入り混じった状況で物語は進んでいきます。
主人公が滞在する宿での日常や、二人で海に潜るアクティビティ、観光地での軽食など、島での解放的なひとときが美しく描かれますが、その裏で主人公は彼女との関係を進展させようと焦燥しています。ヒロインは黒髪ロングの巨乳で、時折見せる無邪気さや年上のような余裕を感じさせるお姉さん的な魅力が際立っています。彼女の「お客さん」への対応は優しくもどこか意味深であり、主人公の「手に入れたい」という願望を煽ります。
本作は、旅行という非日常空間において発生する刹那的な恋愛感情を軸に、巨乳のお姉さんとの中出しを伴う濃厚な性愛が展開します。別れが迫る中で、主人公は「思い出でいいさ」と割り切ろうとしつつも、彼女を手に入れたいという衝動に駆られ、夏の終わりに向けた濃密な一夜が期待される、爽やかさとエロスが同居した物語です。
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