



【感想レビュー】
アサオミ志群が贈るこの『エロ因習村から上京してきました!』は、奇妙な風習を持つ二つの村を舞台に、常識外れの「性技決闘(セックスバトル)」が繰り広げられる異色の物語です。男しか住まない「男鬼村」と、女しかいない「女隠村」という隣り合う二つの村は仲が悪く、揉め事を解決する手段として、お互いに磨き上げた性技を駆使し、相手をイかせることで勝負を決めるという激しい因習がありました。
物語は、男鬼村出身で東京の大学に通う部長・朝陽八門(あさひ やと)と、女隠村出身で同じ大学に入学してきた睦橋桃子(むつはし ももこ)という、因縁深い村の二人が、現代の東京で再会するところから始まります。村の因習を背負い、互いの村の威信をかけて、八門は桃子に性技決闘を申し込むという衝動的な展開を迎えます。
ヒロインの桃子は巨乳の女子大生でありながら、村の教えにより「性」に対して非常に情熱的で開放的な一面を持っています。八門が「性技の試切りしただけじゃん」と村の常識で弁明する場面があるように、彼女たちは一般社会の羞恥心を遥かに超えた価値観を持っています。この作品は、古くから続く奇妙な風習と、現代の大学生活というギャップの中で、二人が村人としての誇りを賭けた三本勝負の激闘を通じて、濃厚な性愛とバトルを繰り広げる、ハードかつユニークな設定の意欲作です。















コメント